指導と監査
Top 最終更新日 2018/07/14
平成30年4月点数改正の青本もどきのTop 「平成30年4月点数改正の青本もどき」の利用上の注意
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■ 指導の際の「持参物」の扱い 平成26年9月

# ルールと言うよりも、日歯が厚生労働省と共通理解にある事項となっている。ただ、今までは曖昧な部分もあったのである程度明確になったことはうれしいですね。

# 歯科衛生士業務記録簿
・ 指導の際には持参する必要は無い。いわゆる「実地指導」の文書の控えでOK。
※ ただし、業務記録を作成しなければならないのは実地指導だけでは無く、フッ素塗布の場合にも必要である。したがって、歯科衛生士の業務記録は歯科衛生士法施行規則(記録の作成及び保存) 第十八条  歯科衛生士は、その業務を行った場合には、その記録を作成して三年間これを保存するものとする。を踏まえても、作成する必要があるだろう。ただし、この作成した記録簿を指導の際に持参する必要があるかは別問題だが。

# X線写真、口腔内写真で電子保存している場合
・ プリントアウトして持参することが困難な場合には、データが保管されているパソコン本体やUSBメモリなどの周辺機器の持参でOKだが、指導現場で再生できる体勢で持参することが望ましい。

# 現金出納帳・日計表・予約簿
・ これらの書類は必ずしも作成義務は無いので、作成または保存していない場合には持参する必要は無い。
※ 保険的にはそうだが、税務的には一般には「現金出納帳」が義務だし、日計表も必要だよねぇ。

# レセプトの増減点・返戻通知など
・ これらは保存義務はないので、保存していない場合には持参する必要は無い。
※ ただ、これも診療報酬の請求・確定に関係する書類なので常識的には診療報酬の請求事項の3年は保存しておくよなぁ。

# 領収書の控え、処方箋の控え
・ いずれも控えの作成義務は無いので、作成・保存していなければ持参の必要は無い。

# 歯科技工物単価表
・ 単価表が無い場合には新たに作成する必要は無い。ただし、ある場合には持参する。
※ 一般に技工物の納品書や請求書に単価の記載があると思うんだけどなぁ、まぁいいですが。

# スタディモデル
・ 平成22年度改定で初診料に包括されたので持参の必要は無い。

# 医療従事者の免許証(歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士)
・ 持参の必要は無い。

■ 指導時のチェックリスト&持参書類等(一例として)

# チェックリスト

(1) 歯科診療録(カルテ、念のため私費分も)、歯科技工指示書(納品書も)
(2) X線フィルム、口腔内写真
(3) スタ模、平行測定用の模型(6歯以上のBr)、未装着請求物の模型
(4) 患者への交付文書(薬剤情報提供に関する文書、補綴物などの維持管理に関する文書、歯科医学管理料に関する文書、歯科衛生士実地指導に関する文書、その他)で控えのあるもの。
(5) 院内掲示文書: 明細書の発行、補綴物などの維持管理、金属床の特定療養費、小児齲触の特定療養費、診療時間外の診療、予約診療、有床義歯の取り扱い、歯科外来診療環境体制加算、保険医療機関の標示など
(6) レセプトの請求事務を外部委託している場合には、契約書など。
(7) 特定保険医療材料の購入がある場合には、納品書など(酸素もか?)
(8) その他指導に際して持参するように指示された書類など。例)予約簿(ある場合)。
※注: 指示などに「初診より」とある場合、この初診とは初診料の算定日ではなく、当該患者が初めて受診して以来という意味で、帳票などの保存義務期間内のものを指す。

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