ワンポイント

最終更新日 2016/02/01 DscyOffice Top
目 次 索 引
平成28年4月点数改正の青本もどきのTop 「平成28年4月点数改正の青本もどき」の利用上の注意

※ 以下の内容は平成26年改正分です。平成28年改正分は未編集。

★ うがい薬のみの処方
・ うがい薬のみの処方は不可: 「うがい薬の適応病名」をつければ問題ない。

★ う蝕処置
・ 平成26年4月改正で、「歯冠部」という文言が消えた。これは、高齢者の根面う蝕などにも対応したもの。平成26年4月改正で、「使用した保健医療材料名」の診療録への記載が削除された。

★ 加圧根管充填
I008 根管充填(1歯につき)
I008−2 加圧根管充填処置(1歯につき)
は合わせて算定可。
(1)  I008に掲げる根管充填に併せて加圧根管充填処置を行った場合は、1歯につき1回を限度として、区分番号I008に掲げる根管充填と本区分(I008−2)をそれぞれ算定する
※ 告示を見たときは、一瞬加圧根管充填の点数が下がったのか?と思ったが、通知をみると合わせて算定可なんで上がったんですね。

★ 根管充填と加圧根管充填の考え方
【従来】
4月1日: 右上4番 根管充填+加圧加算+X線
4月9日: 右上5番 根管充填+加圧加算+X線
 
【平成26年4月改正】
4月1日: 右上4番 根管充填
4月9日: 右上4番 加圧根管充填処置
右上5番 根管充填+加圧根管充填処置+X線
 
(1) 改正前も改正後も、加圧根充後にはX線撮影が必要で、以前は加圧は根充の加算点数のため、根充と同日に算定し、かつX線撮影が必要だった。
(2) 隣在歯を日を異にして加圧根充した場合、今回から上記のような算定をすることが可能となったので、X線の撮影回数が少なくて済む。
(3) ただ、明細書への記載も実態にあわせて表示されるので、加圧根管充填処置を実際には行っていない4月9日に内容が記載されるので、領収証・明細書をよく見るとおかしく思うケースもあり得るので注意が必要である。

【処置:加圧根管充填処置】
(問13)加圧根管充填加算が加圧根管充填処置に見直されたが、取扱い如何。
(答) 加圧根管充填処置を実施した場合は、根管充填と当該処置を同日に算定し、併せて同日にエックス線撮影を行い、気密に根管充填が行われていることを確認すべきであるが、隣接する複数歯に対して根管充填を行い、後日にまとめてエックス線撮影を行う場合等の特別な理由がある場合は、根管充填及び当該処置の算定と異日にエックス線撮影を行い根管充填の状態を確認しても差し支えない。なお、この場合において、その旨を診療録及び診療報酬明細書の摘要欄に記載する。【疑義解釈その1平成26年3月31日】

※ 根管充填と加圧根管充填処置を同日に算定し、摘要欄に「X線は隣在歯根充の時後日」とかけばいいんじゃないですか。

★ 義歯管理料の「困難」の定義
【平成26年4月改正】
(3)  「2 困難な場合」とは、特に咬合の回復が困難な患者に対する義歯管理を評価したものをいい、次のいずれかに該当する場合をいう。
イ 総義歯を新たに装着した患者又は総義歯を装着している患者
ロ 9歯以上の局部義歯を装着し、かつ、当該局部義歯以外は臼歯部で垂直的咬合関係を有しない患者

【参考: 平成24年4月改正】
イ 総義歯を新たに装着した患者
ロ 9歯以上の局部義歯を装着し、かつ、当該局部義歯以外には対合歯間の接触関係を有しない患者。

★ クラウン・ブリッジ維持管理料
・ 発行文書の記載事項の「開設者名」が、平成26年4月改正で削除された。

★ 口腔内カラー写真
・ 「口腔内カラー写真には、患者の氏名及び撮影した年月日を明記する」という規則は平成26年4月改正で削除。

★ 咬合調整
・ 平成26年4月改正で、「咬合緊密である患者の」の文言が削除された。

★ 暫間固定
・ 暫間固定の簡単なものは、「当該処置を行った日から起算して6月を経過して、必要があって当該処置を再度行う場合には、1顎につき1回を限度として算定する。」
※ 「1回を限度として」とは「1初診に2回しか算定できない」という意味なのか?それとも、2回目の暫間固定を「当該処置」と解釈すればまた6月経過すれば算定できるとも解することができるが、これは考えすぎ?聞いたところによると、1初診に2回までの算定という解釈のようだが。

★ 残根削合
・ 平成26年4月改正で、「抜歯禁忌症」の条件が削除された。

★ 歯科衛生士の記録
※ 今回の改正の通知文などを読むと、歯科衛生士の業務関連でやたらと「記録を作成する」という文言が目立つ。この記録とは何か?詳細を示す文書はないが、今のところ「歯科衛生士業務記録」への記載と考えて良いだろう。以下に「記録を作成する」と記されている主な物をピックアップする。
・ フッ化物洗口: 当該指導を行った歯科衛生士は業務に関する記録を作成する
・ 歯科衛生実地指導料1: 当該指導を行った歯科衛生士は、主治の歯科医師に報告するとともに患者に提供した文書の写しを提出し、業務に関する記録を作成する
・ 訪問歯科衛生指導: 歯科衛生士等は実地指導に係る業務に関する記録を作成
・ 周術期専門的口腔衛生処置: 当該処置を行った歯科衛生士は、業務に関する記録を作成する。
・ フッ化物歯面塗布処置: 当該処置を行った歯科衛生士は、業務に関する記録を作成する。
※ ただ、平成26年3月8日の日歯の都道府県歯科医師会社会保険担当理事連絡協議会では、【歯科疾患管理料は初回の急性症状等によって検査が実施できない場合、検査なしでも算定可とする。また、従来の「業務記録簿」は「患者への提供文書の写し」をもって「業務に関する記録」として扱ってよいこととなった。】という記載がある。しかし、これが歯管の対する物だけなのか、他の項目に通用するのかは不明。ただ、他の項目にも通用する対応なら、文書を発行しない項目(例:フッ化物歯面塗布処置)についてはどうすれば良いのかという疑問もでる。

★ 歯科疾患管理料
※ 以前は、歯管の文書の発行期限(4カ月)以上間だがあくと歯管の点数は算定できないというルールだったがそのルールが無くなった。

【医学管理:歯科疾患管理料】
(問1)平成26年度歯科診療報酬改定において、歯科疾患管理料の算定要件が見直されたが、同一初診期間内において、初回の歯科疾患管理料を算定して以降、当該管理料の算定がない期間が前回算定日から起算して4月を超える場合であっても、継続的な管理が行われている場合においては、引き続き、当該管理料を算定して差し支えないか。
(答) 差し支えない。【疑義解釈その4平成26年4月23日】

★ 歯周病安定期治療
・ 平成26年4月改正で、「根分岐部病変」の条件が消えた。対象は中等度以上の歯周病を有するもので、「根の長さの1/3以上の骨吸収と4mm以上の歯周ポケット」。

 支台築造(その他)の算定要件の変更
【平成26年改正】
(3) 「その他」とは、複合レジン(築造用)及びスクリューポスト(支台築造用)等により築造するものをいい、セメント等による簡単な支台築造は含まない。ただし、根管治療を実施した歯の歯冠部の近遠心及び唇頬舌側歯質のうち3面以上が残存しており、複合レジン(築造用)のみで築造できる場合は、スクリューポスト(支台築造用)等を使用しなくても算定できる。
【参考: 平成24年改正】
(3) 「その他」とは、スクリューポスト(支台築造用)及び複合レジン(築造用)等により築造するものをいい、セメント等による簡単な支台築造は含まれない。
※ 条件によってはクリューポストが要らなくなった。

★ 摘要欄の記載(今回新載された主なもの)
# 新製有床義歯管理料: 傷病名の部位から困難な場合であることが判断できない場合は、「摘要」欄にその内容(例:「臼歯部のすれちがい咬合」、「対顎に総義歯を装着」)を記載する。
# 根管貼薬処置: 根管貼薬処置について、同一歯に対して初回の根管貼薬処置を実施した日の属する月から起算して6月を超えて治療を継続して処置を行う場合は、当該歯の状態及び初回の根管貼薬処置を行った年月を「摘要」欄に記載する。
# 小児義歯: 小児義歯に係る費用の算定するに当たっては、装着部位及び小児義歯が必要となった疾患名又は必要となった理由を記載する。なお、欠損歯数と補綴歯数が一致しないため、算定点数が異なる場合は、その旨を記載する。

★ 有床義歯
・ 平成26年4月改正で、「抜歯禁忌症」の条件が削除された。原則として、「根管処置」と「根面被覆」を完了した場合に残根上の義歯が認められていたが、「ただし、高齢者で根管が閉鎖して歯内療法が困難な場合等、やむを得ず残根歯に対して、歯内療法及び根面被覆処置が完了できなかった場合に義歯を製作した場合は、その理由を診療録に記載する。

★ 有床義歯の6月以内の新製
・ 前回有床義歯を製作してより6月が経過していない場合であって新たに有床義歯を製作した場合は、その理由を記載する。
※ レセプトの摘要欄記載に上記のような内容がありますが、6月以内に新製できるケースってどんなのがあったかな?、、、そうか、急性疾患で欠損歯数が変わったときなどか。


★ 診療録に「添付」する
・ 「歯管の文書」をはじめ、「診療録に添付」という表現がよく見られるが、この「添付」とは「書類などに、付け添えること」を意味し、「貼付」とは異なり、必ずしもカルテに「貼り付けなければならない」ものでは無い。表現を変えれば、一連の書類として綴じるということになるだろう。

★ その他
・ 歯科の医療費を0.12%アップさせるのに34億円必要。歯科再診料を1点引き上げると+0.12%。

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